「ピラティス」と「ジム」どっちがおすすめ?特徴や効果の違いを比較
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ボディメイクやダイエット、健康促進のために運動を始めたいけれど、「ピラティス」と「ジム」のどちらにしようか?と悩む方もいるでしょう。
今回は「ピラティス」と「ジム」のそれぞれ特徴や違い、共通点、メリット・デメリットを徹底解説します。それぞれをしっかりと把握して、目的や求める効果にあわせて選択できるようにしましょう。
ピラティスの特徴
ピラティスはここ最近、人気が高まっているエクササイズです。ピラティス専用のマシンを使った「マシンピラティス」とマットだけでできる「マットピラティス」の大きく2つに分けられます。いずれの方法も低負荷で無理なくトレーニングができ、姿勢やバランスを意識しながらさまざまなフォームで身体を鍛えます。まずは、ピラティスの特長をご紹介します。
インナーマッスルに効果的
ピラティスはインナーマッスルを効果的に鍛えられます。インナーマッスルとは「深層筋」のことを指し、身体の深いところに位置する見た目にわかりにくい筋肉のことです。 インナーマッスルは関節や内臓を安定させる役割があり、姿勢を支えるためにも役立つ筋肉ですが、普段動かすことが難しい部分でもあります。ピラティスではインナーマッスルにアプローチできる点が特徴です。
しなやかで引き締まった身体作りができる
ピラティスは筋トレのような筋力アップは見込めません。しかし、日常生活でつく筋肉以外にアプローチし、適度な筋力向上が見込めます。しなやかで引き締まった身体作りにつながります。
姿勢改善や柔軟性を向上させる
ピラティスはインナーマッスルなどの筋力アップ以外にも、姿勢改善や柔軟性向上が期待できる点が特徴です。バランスを保ちながらストレッチのような動きによって、骨盤や背骨などの位置を正しく戻し、関節の可動域を広げ柔軟性を向上させる効果があります。猫背や反り腰などの姿勢を改善したい人にもおすすめです。
けがをしにくい身体作りができる
ピラティスでは身体の正しい動かし方を学べるため、けがをしにくい丈夫な身体作りができます。また内臓や骨に近いインナーマッスルの強化ができるため、身体のバランスがとりやすくなります。身体のひねりが原因で起こる、捻挫や肉離れなどのケガに強い身体になります。
ジムの特徴
身体作りのためにスタジオに通うことを考える場合、ジムを思い浮かべる方も多いでしょう。ジムは筋力アップが可能なウェイトトレーニングマシンや、有酸素運動ができるランニングマシーンなど、多彩な器具で身体作りができる点が主な特徴です。
アウターマッスルに効果的
ジムは、アウターマッスルを鍛えるのに効果的です。アウターマッスルは、身体の表面に位置する筋肉のことで、「表層筋」のことを指します。 大胸筋や腹直筋など見た目でわかりやすい筋肉であり、関節や筋肉を動かす役割があります。アウターマッスルを鍛えるためには、筋肉に大きな負荷をかける必要があるため、ジムでのマシンを使ったトレーニングが有効です。
筋肉の増強がしやすい
ジムは、筋肉を増強させられる点が特徴です。身体の部位ごとに鍛えられるマシンがあるため、効率的に筋肉を付けられます。筋肉を増強させたい、パワーをつけたいという場合に向いています。
短期間で効果を実感できる
ジムで行う筋トレや有酸素運動は、短期間で効果を実感しやすいトレーニング方法です。筋肉が増えることで脂肪が減少し、ボディラインの変化を感じやすいといった特徴があります。3か月で○キロを落としたいなど、短期間で結果を求める場合にはジムのほうがおすすめです。
幅広いトレーニングを行える
ジムには、腕や脚、お腹など部位ごとに鍛えられる多彩なマシンが設置されています。またウェイト系のマシンだけでなく、ランニングやサイクリングなどの有酸素エクササイズも行えます。さまざまなマシンで、幅広いトレーニングを行えるのがジムの特徴ともいえます。
ピラティスとジムの違いは?
ピラティスとジムのおもな違いは以下のとおりです。
| ピラティス | ジム |
トレーニング方法 |
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期待できる効果 |
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運動の負荷 | 低負荷 | 高負荷 |
料金相場 |
1万円~1.5万円
3万円~4万円 |
5千円~1.5万円
10~15万円 |
通う頻度 |
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ダイエット効果 | ○ 1時間のカロリー消費:約100~200kcal | ◎ 1時間のカロリー消費:約200~400kcal |
ここからは、ピラティスとジムの違いについて具体的に解説します。
トレーニング方法
ピラティスのトレーニング方法は、自分の体重をかけたりマシンによる低負荷をかけたりしながら、筋力トレーニングとストレッチのふたつの要素を合わせたようなエクササイズです。体幹の安定性を常に意識しながら筋肉を刺激するとともに、関節の可動域を広げるような動きをします。
一方ジムでは、部分的な筋肉を刺激するトレーニングが特徴です。ダンベルやマシンなど重量系のマシンを使って、身体を一方向に動かして筋肉を増強させます。
期待できる効果
ピラティスを行うことで、内側の見えにくい部分であるインナーマッスルにアプローチします。関節の可動域を広げられ身体のバランス力も向上するため、姿勢改善や柔軟性の向上が期待できます。普段動かすことのない全身の筋肉を動かすことで身体が引き締まります。
一方ジムは、ピンポイントに筋肉を鍛えて大きくする効果があります。筋力アップによる基礎代謝の向上や消費カロリーの増加が見込め、ダイエットにも効果的です。
運動の負荷
運動の負荷の違いを紹介します。ピラティスは、負荷の低いエクササイズです。自分の体重やマシンで負荷をかけますが、ジムでの筋トレと比べると低負荷といえます。レベルに応じて、難しいフォームにチャレンジしたりマシンを調節したりすることで、負荷の強度を変えることが可能です。
一方ジムは、マシンを使った高負荷のトレーニングが可能です。重量のあるものを持ち上げたり押したりして筋肉にアプローチします。ジムのマシンも重さや強度を変えられるため、初心者でも問題なく取り組めます。
料金相場
ピラティスとジムの料金は、プランや回数によって大きく異なります。
ピラティスは月4回のコースの場合、グループレッスン1〜2万円、パーソナルレッスン3〜4万円ほどが相場です。パーソナルレッスンでは、自分にあったメニューを組んでもらいインストラクターからマンツーマンレッスンが受けられるため、グループレッスンよりも費用はかかります。またマットピラティスよりもマシンピラティスのほうが、専用マシンの維持費やスペースなども必要になり、費用は高い傾向にあります。
ジムではほとんどの場合、月額のプランを設けています。通える回数や時間帯によって異なりますが、5千円〜1.5万円ほどが料金相場です。またパーソナルジムは1か月10〜15万円と、高額な料金設定がされていることも多いです。一方で公共のスポーツジムだと1回数百円で通えるところもあり、料金の幅はかなり広いといえます。
通う頻度
ピラティスの初心者の場合、週1回から始めることで無理なくピラティスの基本的な動きや呼吸法を学べます。身体が慣れてきてから、徐々に回数を増やすのがおすすめです。週2〜3回と増やすことで、姿勢改善や身体のバランス調整などの効果を早く実感できるようになります。
ジムの場合は、目的によって通う頻度は異なります。軽い運動や運動不足解消が目的であれば週1回〜が目安です。痩せることを目的にするのであれば、最低でも週1回、できれば2〜3回ほど通うのがおすすめです。トレーニングで筋肉が損傷して回復するときに強化されるため、曜日で筋トレの部位を変えるなどして適切に休ませることも必要です。
ダイエット効果
ピラティスは全身の筋肉を鍛えることで基礎代謝を向上できるため、エネルギーを消費しやすくなりダイエット効果があります。さらにジムでの筋トレや有酸素運動は、カロリー消費量が多い傾向にあるため、より短期間でダイエット効果を出しやすいといえます。1時間のトレーニングで比較すると、ピラティスが約100〜200kcalに対し、ジムでのトレーニングは約200〜400kcalが消費カロリーの目安です。
ただしカロリー消費が大きい分、身体の負荷が大きくきついと感じやすくなります。ダイエット効果はエクササイズを継続することで発揮できるため、取り組みやすい自分にあった方法で行うとよいでしょう。
ピラティスとジムの共通点
ピラティスとジムは、トレーニング方法や期待できる効果などの大まかな違いがあるものの、共通している部分もあります。
健康的な身体作りができる
ピラティスやジムに通うことで、健康的な身体作りができます。エクササイズやトレーニングにより身体の筋肉量が増えることで、身体を動かすためのエネルギー量の増加や基礎代謝の向上、血流の改善などが見込まれます。太りにくく痩せやすい身体作りにつながり、肌にもよい影響を与えます。健康面でのたくさんのメリットが期待できる点が共通しています。
身体を引き締める効果が期待できる
ピラティスはインナーマッスルや体幹を鍛え、身体を引き締める効果が期待できます。またジムでも筋トレや有酸素運動によって、基礎代謝が上がり脂肪を燃焼させるため、お腹や二の腕、下半身などの引き締め効果が期待できます。筋トレは筋肉を大きくする効果がありますが、方法や頻度などによりいわゆるムキムキの筋肉をつけるのではなく、筋肉を引き締めるトレーニングも可能です。
目的にあわせたトレーニングが可能
ピラティスとジムはどちらも、自身の目的にあわせたトレーニングが可能です。
たとえばピラティスは普段運動しない方はもちろん、マタニティやお年寄りの方など動きに制限のある方でも安心して行えるほか、アスリートのクロストレーニングとしても取り入れられています。運動不足解消や、筋力バランスを整えるなどさまざま目的にも対応できる点が魅力です。
ジムでも筋トレや有酸素運動ができる多彩なマシンが用意されているため、健康維持やダイエットまで幅広い目的にあわせたトレーニングが可能です。
さらに、パーソナルを選べばどちらも自分にあわせたオリジナルのトレーニングを受けられます。
ピラティスとジムのメリット・デメリット
ピラティスとジムのメリット・デメリットをそれぞれまとめました。どちらがよくてどちらが劣っているということではなく、特徴や違いを理解したうえで自身の目的にあわせて選ぶことが大切です。
| ピラティス | ジム |
メリット |
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デメリット |
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ピラティスは、ジムとの併用で効果がアップ!
ピラティスではインナーマッスルを鍛え、姿勢を改善することで、女性らしいボディラインを目指せます。ジムでは筋トレや有酸素運動により、筋肉増強やダイエットが目指せます。そしてどちらも併用することで、それぞれの効果をさらに高められます。まずは負荷の少ないピラティスから始め、身体が慣れたころにジムトレーニングを取り入れるのがおすすめです。
ピラティスでは身体の動かし方を学び、関節の可動域を広げて柔軟性を高められるため、ジムトレーニングの土台となる身体作りが行えます。そして運動に身体が慣れたら、本格的なジムトレーニングを取り入れるという流れが効果的です。
ピラティスによって筋肉の柔軟性も向上しているため、筋トレによるケガのリスクも低くなります。また体幹が強化されているため、筋トレ時に余分な力をかけずにすみ、筋トレのパフォーマンスも向上します!
まとめ
ピラティスとジムでは、トレーニング方法や鍛えられる筋肉も異なります。それぞれの特徴をよく理解して、理想の身体作りに効果的な方法を選ぶとよいでしょう。またピラティスとジムはトレーニングの相性もよいため、併用することもおすすめです。
「STUDIO IVY」はパーソナルで受けられるピラティススタジオです。パーソナルトレーニングジムも運営しており、プラン内でのピラティスとジムの併用が可能です。ピラティスとの相性のよいメニューやカバーできない部位のトレーニングができるため、「運動の効果を高めたい」「ピラティスかジムか迷う」という方は、ぜひSTUDIO IVYまでお問い合わせください。